ゼロファイター大空を翔ける男 ー事実は小説よりも奇なりー

先日、私が参加しているものづくりの集まり後の懇親会で第二次世界大戦の話になり、同席の方からおもしろい「本」を紹介され、その場でAmazonで発注した書籍「ゼロファイター大空をかける男」を読みました。もう絶版で、Amzazonでも中古でしたがとても状態が良いものが送られてきました。
ゼロファイター大空を翔ける男
ゼロ戦乗りが戦後も世界中の空で活躍する話しですが、著者と、この物語の主人公との出会いもまた不思議なもの。北陸空港で飛行機をレンタルしようとした著者が手続きをしているときに近くにいたのが主人公の菅原氏。ゼロ戦に憧れを持っていた著者が、まさに時空を越えて眼の前に現れたゼロ戦乗りから立ち話しなのに戦中の話題から世界中の空の話があふれるように出てきたことからこの書籍の執筆がはじまったようです。

 この書籍はすべて実話なわけですが、まさに事実は小説よりも奇なり。こんなことがあるのだろうかと思わされるばかりで、ワクワクしながらあと言う間に読み終えてしまいました。

 最前線で戦っていたトップレベルのゼロ戦乗りが、空中戦の中、被弾して大破寸前での着陸劇から怒涛のように信じられないようなめぐり合わせがスタートします。最前線で戦っている技量のある人間はこのときすでに日本軍の状況を理解し、その後米軍に囚われた際にその力の差を知り、進んだ国の思想をすぐに理解し、日本の弱さをしります。
 以降、彼はあらゆる場面で進んだ国と日本との差に憤りを感じているようですが、これは今も昔も変わらず、物語の前半は共感の嵐。
 日本人としてしっかりとした意思を持ち、知識と経験を積み、ブレない思想で世界を渡り歩く1人の男として本当にいるなら心の底から尊敬できる人物だと感じました。
 なんでも流され調和をとって作られたルールは、かならず後になって自分たちの進歩を邪魔するものとなって立ちふさがるなと、彼の経験を見ていてもわかります。

 このストーリーは実話ですが、人間の思想はいつまで立って色褪せず、いつの時代でも同じことが起こっていることを証明しています。

 なんと生命力に溢れた、人間らしい人生なのかと思わされます。

 ゼロ戦のストーリーとしては永遠のゼロがありましたが、読んでがっかりしたのを思い出しましたが、その何百倍も素晴らしい本を読みました。

 書籍を紹介してくれた七星科学の大島さんに、本当に感謝です。


 最近本棚が足りなくなり、本棚の整理をしていて、キンドル本ばかりを読んでいたので久々にペーパーバックを読んだ感じがします。久々に本棚に残したい本を読みました。

 ゼロ戦乗り、菅原靖弘氏は2012年1月に享年88歳にしてこの世を去ってしまっていました。書籍にあったようなその人柄に触れてみたかったです。

 著者の茶木さんが、自身のブログにその追悼の思いをまとめていました。貴重な写真もたくさんあるので、興味がある方は是非ごらんください。
https://blogs.yahoo.co.jp/kotobuki_chaki/folder/381627.html?m=lc&p=3




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ゼロファイター大空を翔ける男 ー事実は小説よりも奇なりー ゼロファイター大空を翔ける男 ー事実は小説よりも奇なりー Reviewed by DRT on 6月 02, 2018 Rating: 5

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