ここ数年、仕事の調査研究などで海外、特に米国に行くことが多いです。数年前にはアジア方面に行く機会が多く、その時からかなり感じているのが、”将来日本人は海外での評価が更に低くなっていくのではないか?”ということです。
最初に痛切に感じたのは、マレーシアに行った時。英語を少し話すと、「お?日本人なのに英語を話すのか?」と言われたことです。その時のガイドは4ヶ国語を話すアジア人でした。
国内にいて耳にするのは、海外で活躍する日本人のニュースや、日本文化の評価の高さなど、メディア主導で展開されている日本人の海外での評価の高さ。そうでない番組もたまーにやっているのですが、人間は自分に都合悪い情報は自動的に耳を塞ぎがち。
特に少人数で行った際には痛烈に感じます。数年前に友人と仕事の関係で上海に行き来きしていた時期には、よく団体で観光に来ている日本人を目にしました。海外に行く日本人団体客のイメージとして、国内では海外での評価が高い、民度が高い、お金持ちと言われているだけあって、異文化を上から見てけなすような風潮があると感じます。日本と違うものを見ると感心するよりは、指をさして笑うような姿です。ここは海外なんだという意識が低いというか、日本語のガイド・添乗員につつまれて日本のまま海外に来ているように見れます。
米国に行くとさらにストレートによく聞く。先日ニューヨークに行った際には、朝サブウェイに朝食を買いに行くと、日本人の学生らしき人たちが4人くらいで買い物に来ていた。店員がいろいろ話しかけているのに、なにか話しかけられると避けるように友人との話しに没頭する。呆れた様子で、注文もまともにとれていないのに、答えないから適当に作る店員。お金はレジの金額を見て支払って出て行った。その後店員が私に向かって「まったく、日本人ってのはなんでああやって話をしてくれないんだろう」という。私も日本人だというと、チャイニーズかコリアンだと思ったと。もはや彼の頭のなかでは英語を話すアジア人は中国人か韓国人ということになってしまっている様子。
日本人は大学までの間に3000時間以上英語を学んでいるという。なのに喋れない。この数字は決して低い数字ではないのだけど、アジアなどでは1500時間程度のカリキュラムの中でも話せるようになっている。これは「必要性があるかないか」が大きく上達に関わっているとされている。そういった意味では日本の英語教育はあくまで受験用で話すためでは無いということ。ただ受験用というなら、TOEFLの順位がアジアでも最低水準というのは、教育すら世界標準から外れてしまっているんじゃないかと思わされてしまう。この順位で行くと、外交を断っている北朝鮮よりも順位が低い。
海外展開している会社の社長などとこういった話をする機会がよくありますが、彼らいわく、昔は米国にいるアジア人で英語を話すといえば日本人という時代もあったという。海外でのアジア人の立場はいつの間にか中国・韓国に取って代わってしまったと。
言い方を変えれば語学ができるできないなど関係ないほどだれでも気軽に米国に行けるような豊かな国でもあるのかもしれない。けれど日本人留学生の少なさや、アジア大陸内の企業の進出の多さからいえば、やはり地位はかわりつつあると感じる。
アジアの話にもどれば、インドに行った時には、日本・韓国・中国・マレーシア・シンガポールなどの中小企業が集まった懇親会で日本人は日本人で集まってしまうが、他の国々の人は英語を介して自由にコミュニケーションをとっている。
英語力もそうかもしれないけれど、実はその「コミュニケーション能力」が最も心配。人と話をしたいと思うという気持ちが衰えてきてしまっているんじゃないかと思う。そんなに英語ができなくとも伝わるものは伝わる。
それともこれって、実は私の身の回りだけで起こっていることなのだろうか・・・^^;
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最初に痛切に感じたのは、マレーシアに行った時。英語を少し話すと、「お?日本人なのに英語を話すのか?」と言われたことです。その時のガイドは4ヶ国語を話すアジア人でした。
国内にいて耳にするのは、海外で活躍する日本人のニュースや、日本文化の評価の高さなど、メディア主導で展開されている日本人の海外での評価の高さ。そうでない番組もたまーにやっているのですが、人間は自分に都合悪い情報は自動的に耳を塞ぎがち。
特に少人数で行った際には痛烈に感じます。数年前に友人と仕事の関係で上海に行き来きしていた時期には、よく団体で観光に来ている日本人を目にしました。海外に行く日本人団体客のイメージとして、国内では海外での評価が高い、民度が高い、お金持ちと言われているだけあって、異文化を上から見てけなすような風潮があると感じます。日本と違うものを見ると感心するよりは、指をさして笑うような姿です。ここは海外なんだという意識が低いというか、日本語のガイド・添乗員につつまれて日本のまま海外に来ているように見れます。
米国に行くとさらにストレートによく聞く。先日ニューヨークに行った際には、朝サブウェイに朝食を買いに行くと、日本人の学生らしき人たちが4人くらいで買い物に来ていた。店員がいろいろ話しかけているのに、なにか話しかけられると避けるように友人との話しに没頭する。呆れた様子で、注文もまともにとれていないのに、答えないから適当に作る店員。お金はレジの金額を見て支払って出て行った。その後店員が私に向かって「まったく、日本人ってのはなんでああやって話をしてくれないんだろう」という。私も日本人だというと、チャイニーズかコリアンだと思ったと。もはや彼の頭のなかでは英語を話すアジア人は中国人か韓国人ということになってしまっている様子。
日本人は大学までの間に3000時間以上英語を学んでいるという。なのに喋れない。この数字は決して低い数字ではないのだけど、アジアなどでは1500時間程度のカリキュラムの中でも話せるようになっている。これは「必要性があるかないか」が大きく上達に関わっているとされている。そういった意味では日本の英語教育はあくまで受験用で話すためでは無いということ。ただ受験用というなら、TOEFLの順位がアジアでも最低水準というのは、教育すら世界標準から外れてしまっているんじゃないかと思わされてしまう。この順位で行くと、外交を断っている北朝鮮よりも順位が低い。
海外展開している会社の社長などとこういった話をする機会がよくありますが、彼らいわく、昔は米国にいるアジア人で英語を話すといえば日本人という時代もあったという。海外でのアジア人の立場はいつの間にか中国・韓国に取って代わってしまったと。
言い方を変えれば語学ができるできないなど関係ないほどだれでも気軽に米国に行けるような豊かな国でもあるのかもしれない。けれど日本人留学生の少なさや、アジア大陸内の企業の進出の多さからいえば、やはり地位はかわりつつあると感じる。
アジアの話にもどれば、インドに行った時には、日本・韓国・中国・マレーシア・シンガポールなどの中小企業が集まった懇親会で日本人は日本人で集まってしまうが、他の国々の人は英語を介して自由にコミュニケーションをとっている。
英語力もそうかもしれないけれど、実はその「コミュニケーション能力」が最も心配。人と話をしたいと思うという気持ちが衰えてきてしまっているんじゃないかと思う。そんなに英語ができなくとも伝わるものは伝わる。
それともこれって、実は私の身の回りだけで起こっていることなのだろうか・・・^^;
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海外で孤立する日本人。
Reviewed by DRT
on
1月 20, 2015
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